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犬の必要な栄養

犬の必要な栄養

栄養バランスのよいご飯を与えられるように参考にしてください。

犬の必要栄養素

犬の必要な栄養素はタンパク質、脂肪、炭水化物と少量のビタミン、ミネラル、そして水です。
肉類50%:野菜30%:穀類20%をを基本にダイエットでは穀類を減らすなど、健康状態に合わせて調節してください。

1. タンパク質
筋肉、血液、内臓、皮膚、被毛など体を構成する栄養素で、体の成長や体の維持に必要です。たんぱく質は脂質や糖質のように蓄えができません。犬では人の約4倍のタンパク質を必要とします。

2. 炭水化物
繊維質と糖質から構成されていて、脳や筋肉などに蓄えられエネルギー源として活用されます。

3. 脂肪
高カロリーで最大のエネルギー源で、ビタミンA、D、E、Kの脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがあります。体内で合成できない主に植物性脂肪から得られる不飽和脂肪酸は特に重要です。

4. ビタミン
脂肪にとける「脂溶性ビタミン」水分にとける「 水溶性ビタミン」があります。犬はビタミンKとCを体内で合成することができます。

※脂溶性ビタミン : 脂肪と共に肝臓に蓄積されるため、過剰接種は病気を起こす事もあります。

  • ビタミンA 視力や皮膚、粘膜を健康に保ち感染予防に効果。
  • ビタミンD カルシウムの吸収を活発にし骨の形成を助ける。甲状腺機能の調整。
  • ビタミンE 抗酸化作用があり老化防止、繁殖機能・免疫機能・抵抗力の強化。
  • ビタミンK 血液や骨の健康を保つ。摂取しなくても体内で作られるが、抗生物質の使用で不足することもある。

※水溶性ビタミン : 過剰に摂取しても尿の中に排泄されます。

  • ビタミンC カルシウムの代謝促進、ウィルス予防。肝臓で作ることができるが、消化器や肝機能が低下していると不足する
  • ビタミンB1(チアミン) 糖質(炭水化物)をエネルギーに変える
  • ビタミンB2(リボフラビン) 体毛、皮膚、脂質の代謝を促進する。抗酸化作用
  • ビタミンB3(ナイアシン・ニコチン酸 血管拡張作用と性ホルモンの合成
  • ビタミンB6(ピリドキシン) 歯、皮膚の代謝を促進し胃酸の分泌を活性化する
  • ビタミンB12(コバラミン) ヘモグロビン、アミノ酸の生成を促進する
  • ビタミンB9(葉酸) DNAと赤血球の合成。妊娠初期の時期に多く必要
  • ビタミンB5(パントテン酸)  副腎皮質ホルモンの合成
  • コリン
  • ビオチン

5. ミネラル
ミネラルは骨や歯の形成や、体液のバランスを保ったり、細胞、神経、筋肉など多様な機能に影響します。 犬に必要なミネラルは12種類で、骨を作るカルシウムはリンとの摂取量のバランスが大切です。
※カルシウム(Ca):リン(P)=2:1~1:1 がベストとされています。

  • カルシウム(Ca) 骨格形成、血液の凝固作用を助る、抵抗力強化
  • リン(P)  カルシウムと共に骨や歯形成、細胞の新陳代謝促進
  • ナトリウム(Na) カリウムと共に水分の量や浸透圧、血管機能を正常に保つ、細胞の働きをコントロール
  • カリウム(K) ナトリウムと共に水分の浸透圧、血管の機能を正常に保つ
  • マグネシウム(Mg) カルシウムと共に神経や筋肉を助ける
  • 亜鉛(Zn)  酵素を活性化し、細胞分裂を正常に行わせる
  • 鉄(Fe) ヘモグロビン中で酸素の運搬に役立つ
  • ヨウ素(I) 甲状腺ホルモンの成分となる
  • 銅(Au) 

6. 水
水は、犬の体重の約70%、組織の70~90%を占め、生きていく為に欠かす事の出来ない物で、10%以上失われると危篤状態になってしまいます。犬は自分で必要量だけの水を飲むので、常に新鮮な水をいつでも飲めるように、用意しておきましょう

犬の必要栄養量と食品

栄養素 必要量
成犬
必要量
子犬
食品 欠乏 過剰
タンパク質 4.8g 9.6g 動物性 : 肉、魚、乳製品、卵 
植物性 : 大豆、豆腐など
発育障害、貧血、 抵抗力・病気回復力の低下 肝臓や腎臓に悪影響
炭水化物 脂肪やタンパク質から補える 米、小麦、イモ類、トウモロコシ 糖質の不足は発育障害 インシュリンの働きで脂肪細胞に蓄積され肥満
脂肪 1.1g 2.2g 肉類の動物性脂肪とオリーブ、なたね等の植物性油脂 体重・体力の減少、傷が治りにくい、繁殖障害 肥満、下痢
ビタミン ビタミンA 110IU 220IU 緑黄色野菜、牛乳、卵黄、のり、レバー、サツマイモ、チーズ 視力障害、骨の形成異常、筋肉虚弱 骨の弱化、肝臓・腎臓の機能低下
ビタミンD 11IU 22IU 干しシイタケ、サバ、イワシ、鮭、ニシン、まぐろ、乳製品 くる病、骨・歯の形成異常 食欲不振、下痢、結石
ビタミンE 1.1IU 2.2IU 黒ごま、オリーブオイル、大豆、アボガド、アーモンド、緑葉野菜 血管・神経系障害、脱毛、皮膚疾患
ビタミンK 犬は体内で生成できる
ビタミンC 口内粘膜異常、足の痛み、貧血、壊血病 余分な摂取は尿で排出される
ビタミンB1
(チアミン)
22μg 44μg レバー、豚肉、大豆、ゴマ、魚、卵黄 発育障害、衰弱、嘔吐、食欲不振
ビタミンB2
(リボフラビン)
48μg 96μg 牛乳、チーズ、緑色葉野菜、魚、卵、豆類、干しシイタケ 筋肉虚弱、昏睡、皮膚炎、脱毛
ビタミンB3
(ナイアシン)
250μg 500μg カツオ、ラム肉、赤身肉、レバー、ピーナッツ、アボガド、卵 虚弱、下痢、貧血、口内潰瘍
ビタミンB6
(ピリドキシン)
22μg 44μg ゴマ、大豆、キャベツ、イワシ、サバ 貧血、神経過敏
ビタミンB12
(コバラミン)
0.5μg 1.0μg レバー、牛肉、豚肉、卵、牛乳、チーズ、魚 貧血、食欲不振、胃腸炎、じんましん、脱毛
ビタミンB9
(葉酸)
4.0μg 8.0μg モロヘイヤ、ナバナ、緑色野菜、納豆、ライ麦 貧血、体重減少
ビタミンB5
(パントテン酸)
220μg 440μg サケ、マス、納豆、モロヘイヤ、鶏肉 抵抗力低下、低血糖
コリン 26mg 52mg 卵黄、レバー、小麦胚芽、大豆 肝臓・腎臓機能低下
ビオチン 2.2μg 4.4μg 後足麻痺、貧血、食欲低下
ミネラル カルシウム
(Ca)
242mg 484mg 牛乳、チーズ、小魚、卵 便秘、筋肉硬直、骨折、不妊、神経過敏 鉄分・亜鉛の吸収阻害で発育障害や甲状腺機能の低下、リンの吸収阻害
リン (P) 198mg 396mg 煮干し、牛乳、小麦胚芽、ゴマ 関節の腫れ、反射力低下、喉の渇き カルシウム欠乏症
ナトリウム
(Na)
242mg 484mg ひじき 疲労、体重減少、発育障害、長期の下痢 高血圧症、心臓・腎臓疾患
カリウム (K) 132mg 264mg 海草、ひじき、じゃがいも 食欲減退、麻痺、不整脈、脱水症状 高血圧症、心臓・腎臓疾患
マグネシウム
(Mg)
8.8mg 17.6mg 昆布、ひじき、ゴマ、大豆 筋肉虚弱、関節の腫れ、過敏症 下痢、皮膚障害、膀胱炎、神経障害
亜鉛 (Zn) 1.1mg 2.2mg 小麦胚芽、ゴマ、レバー、牛肉 傷の回復低下、皮膚障害、脱毛 カルシウム・銅の欠乏
鉄 (Fe) 1.32mg 2.64mg ひじき、蛤、アサリ、小松菜 食欲不振、抵抗力の低下、貧血 体重減少
ヨウ素 (I) 0.034mg 0.068mg 海産物、海草、ヨード 甲状腺の肥大、骨の形成異常、脱毛
銅 (Au) 0.16mg 0.32mg 牛レバー、ゴマ、湯葉 貧血、疲労、被毛脱色
マンガン 0.11μg 0.22μg 穀物、卵、豆 繁殖障害 繁殖力低下
セレン 2.42μg 4.84μg 穀物、卵、玄米 貧血 食欲減退、嘔吐


犬の必要エネルギー量

基礎エネルギー要求量[BER]=安静エネルギー要求量[RER](70×体重の0.75乗)×係数
必要カロリー(Kcal)={(30×体重)+70}×係数

活動状況活動係数
健康で去勢・避妊をしていない成犬1.8
健康で去勢・避妊している成犬1.6
労働に従事する犬2.0~4.0(運動量・労働量に応じて)
安静時・ほとんど運動をしない犬0.8~1.0
肥満の犬1.4
減量中の犬1.0
妊娠期の犬(前期)1.8~(後期)3.0
授乳期の犬(前期)1.8~(後期)3.0
離乳~4ヶ月齢の犬3.0
4ヶ月~成犬2.0
高齢犬1.4

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